GracefulLife特集

こんばんは。柚小です。
先日、無事にGracefulLifeの収録が終わりました。
その時のレポートを原作の涼月道雪さんから頂きましたのでご紹介します。

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２０１０年１月２４日日曜日。

大阪・梅田のスタジオの一室で、『Ｇｒａｃｅｆｕｌ Ｌｉｆｅ』の収録が始まりました。

初めてのレンタルスタジオ、数時間しかスタジオ使用が出来ないという条件の下での収録となりました。
結果から言うと、無事に収録が終わりました(笑)
と、改めて言うのも理由があって。

いままでの収録であれば１日かけて収録を行なっていたのですが、
先ほども書いた様に数時間−厳密には午前の２時間半ほど−しか収録に割ける時間が取れないという事で、
『どこまで集中して、世界−空気ーを維持できるか』というものがネックでした。

しかし、予想のコンセントレーション(＝集中力)を見せてもらったという感じです。
一発ＯＫもありましたし、勿論リテイクをかさねたシーンもありました。

トータルで本編は４０テイクほどで取り終える事が出来ました。
前作『恐慌戦士トラウマン３』では、条件の違いもありましたが５０テイクほどあります。
単純に数だけを見ると少ないんですねｗ

もしかすると環境が良かったのかも知れません。
今回借りたスタジオは、主に音楽バンドの練習などの受け入れをしているスタジオで、
録音作業をする為の防音室を借りての収録だったんです。

そのスタジオには、ギター・ベースはなかったものの、キーボード・ドラムセットなど、実際にお話の中で
使っている機材も入っていたので、気分が違ったのかもしれません。

・・・ボイスを録るには(特にドラムセットは)天敵なんですが・・・(笑)

収録の時の様子ですが。
程よい緊張の中、立ち会ってくれたキャストではないメンバーのリスニングなどの協力などもあって、細かいチェックを入れながら進みました。

一番戸惑っている様に見えたのは『マイクの集音力』でしょうか？
予め入っていた楽器や機材などのスペースもあいまって、キャスト５人がそれぞれある程度の余裕を持ってポジショニングするので精一杯の広さだったので、そこまで広くないんですね。
そこに、ダイナミックマイクとしては業界で定評のあるＳＨＵＲＥ社の『ＳＭ５８』を使用していたので、これまでのマイク前のアクションで動いていると、簡単にノイズが被ってしまうんです。
最終的には気にならない動き方になりましたが。

今回、私はミキサーとしても参加しました。
モニタリングをしながらですが、今回の収録で驚かされたのはズバリ

如月知羽役のさくらみほちゃんです。

今回、私はキャストの顔を見ながら作業をすることが出来ませんでした(機材配置の関係で)。
その中で、背中に何かが走る感覚を何度も感じさせたのは彼女です。
河村修武役の如月航二くんもですが、この二人は新成人で、特にみほちゃんは一番若いのに一番年上をお願いする形になりました。
しかしそのギャップが、この収録が感じられなくなっていましたね。

『これが若さか・・・』＠赤い人

もう１人の新成人如月航二くんは『モノローグ』で、その魅力を輝かせてくれました。
立ち会ったメンバーに『一番モノローグ上手かったじゃない！』と言わしめるくらいに(笑)

勿論、遠山直美役のあいさんは『直美のひたむきさ』を、鞘島逸騎役の黒田大介くんは『変わらない暖かさ』を唯々月涼役のさくら藤子さんは『涼の救いになる明るさ』を好演してくれています。
(特に涼の)人物像に関して、感覚的に伝える事が多かったので、なかなか掴めなかったかも知れませんが今回は『役者の底力』を見せて貰いました。

いよいよ、次の段階。『編集作業』です。
彼ら・彼女らに負けないように形にしてやりますよ！

進捗などは随時、お知らせできればと思っています。

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との事です。
できあがりが楽しみですね。